富士山本宮浅間大社って?
静岡県富士宮市にある世界文化遺産「富士山本宮浅間大社」
約1300ある浅間神社の総本宮であり、富士山を御神体とし、富士信仰の中心地とされています。
●御祭神「木花之佐久夜毘売命(このはなのさくやびめのみこと)<別名:浅間大神>」
安産、子安、水徳の神、山の神、火の神として、火難消除・安産・子授け・航海・漁業・農業・機織の御利益があるとされています。
●御神木「桜」
桜の名所として知られる浅間大社。境内には約500本もの桜が奉納されており、春には満開の桜で境内が彩られます。
●歴代の武将からの篤い信仰
・源頼朝公:流鏑馬の奉納と社殿の修復
・武田信玄・勝頼親子:神領の寄進・社殿の修造・境内にあるしだれ桜の寄進(別名「信玄桜」と呼ばれる)
・徳川家康公:関ヶ原の戦いに勝利した御礼として、本殿・拝殿・楼門をはじめ30余棟を造営
☞その他の浅間神社についてはこちら
境内案内
現在の地へは坂上田村麻呂が天皇の勅命を受け、山宮から遷され、社殿を築かれたとされます。富士山の湧水が豊富に流れ込む場所であり、水徳の神を祀るのに適していた為と考えられています。
▲境内マップ
●本宮社殿
徳川家康公が造営したもので、当時の建物で現存するのは本殿・幣殿・拝殿・楼門のみです。
※本殿→特別保護建造物に指定され以後国宝又は重要文化財、拝殿・幣殿→静岡県指定文化財に指定されています。
●楼門
静岡県指定文化財に指定。2020年12月に40年ぶりに楼門の漆の塗り替え作業が完了し、神々しい輝きを放っています。
●湧玉池
富士山の雪解け水が湧出している湧玉池。拝殿の隣にあり、国指定特別天然記念物に指定されています。湧水量は毎秒2.4ℓにもなり、池から神田川に流れ出し、市内を流れています。
湧玉池・神田川は「平成の名水百選」として認定されています。
祭事
●流鏑馬祭(5月)
源頼朝が流鏑馬を奉納したことが起源とされ、富士宮市無形民俗文化財に指定されている古式流鏑馬(やぶさめ)・練行・小笠原流神事流鏑馬式が行われます。
●例大祭(11月)
浅間大神に感謝を表すお祭りとされ、各地の屋台や山車が引かれ、静岡県無形民俗文化財に指定されています。
☞祭事について詳しくはこちら
基本情報
所在地 | 〒418-0067 静岡県富士宮市宮町1-1 |
---|---|
営業時間 | 公式HP参照⇒http://www.fuji-hongu.or.jp/sengen/index.html |
駐車場 | 公式HP参照⇒http://www.fuji-hongu.or.jp/sengen/access/ |
【アクセス】
◆自動車🚙でお越しの場合
・東名「富士IC」より約20分
・新東名「新富士IC」より約15分
◆電車🚃でお越しの場合
・身延線「富士宮駅」より徒歩約10分